竹小舞
2009年 06月 23日
コラボレーションで千葉県香取市で竹小舞いワークショップを開催しました。
天然素材コンシェルジュの山納敏之さんと、地元の松枝大工さん指導のもと、竹の割き方・編み方を覚えていきました。
こまいとは、木や竹を藁や麻縄で交互に縛って壁の下地を作っていく日本の伝統的な建築工法です。
でも最近は、手間がかかりすぎるのと、簡単に壁が作れる建材が販売されている事が原因で、ほとんど見る事ができない工法です。
しかし、手間がかかるし不揃いで扱いにくい天然素材の建物は、世界中どこを見ても歴史を感じさせるすばらしい建物ばかりです。日本でも優れた伝統技術がたくさんあるのに、このまま受け継ぐ若者がいなくなって歴史の中に埋もれてしまうのはもったいない事だと思い、ワークショップを開く事になりました。
最近の日本の建築物は、エコとかナチュラルとかロハスなど名前ばかりで、なんちゃって天然素材の家づくりがとても増えています。
このままの状態だと、20年〜30年後の日本の景色はボロボロの町並みになってしまいます。
ヨーロッパでもアメリカでもアフリカでも、天然素材100%で家を建て、500年以上もの長い間に何世代も住み続けている家はたくさんあります。その家で景色を作られた町並みは観光地にさえなるほど美しい物です。
ネイチャーワーシップの村づくりに参加したり遊びに来てくれている方々には、衣・食・住のどれかに興味があったり、仕事にしていたりする人も多いですが、全てにおいて楽しく経験してくれたらなあと思っています。
by nature--worship | 2009-06-23 22:04 | ワークショップ