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天然素材コンシェルジュ 山納敏之のコラム 「山奥に集う若者達」   

2010年 02月 02日

天然素材コンシェルジュ 山納敏之のコラム「民家は自然と人間との接点」

1. 山奥に集う若者達

 栃木の森林と川に囲まれた山奥に作ったネイチャーワーシップ。衣・食・住、全てを天然素材・やがては土に返っていく素材で創り出す事を目的とし、ワークショップを開催しながら小さな村づくりをしています。
 これまで、無農薬の畑を作ったり、間伐材で古民家の改修をしたり、竹小舞で納屋を作ったり、土壁作り、漆喰塗りなど、様々なワークショップを開催してきましたが、参加する方は20代後半から50代までの男女半々位の比率です。中でも圧倒的に多いのは30代です。バブルの時代に贅沢な学生時代を過ごしてきたベビーブーム層が、コンビニも無い不便な山奥になぜこんなに集まるのか不思議でした。
 参加の目的はたくさんありますが、無農薬の美味しい野菜を食べたい、自然の中でリラックスしたい、土壁を塗りたい、古民家の伝統建築を学びたい、アウトドア料理を覚えたい、家族にアレルギーを持つ人がいるから自然素材でリフォームしたい、店を出すので塗り壁を覚えたい、土いじりがしたい、等が主に挙げられます。最初は農業や食べ物が目的で来ていた人が、自分で家を作りたい、自分の店を持ちたい、といい始め、真剣に自然素材の家作りを学びに来ている方もたくさんいます。それとは逆に農業に目覚める人もたくさんいます。中には近くに引っ越してきた人もいます。大勢の人達が集まって物作りをするのは大変楽しく、逆にこちらが勉強させられることも多々あります。
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by nature--worship | 2010-02-02 16:50

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